2013.04.18

【いつ読むの? 今でしょ!!!】体質と食物/秋月辰一郎著(クリエー出版)【スギハラ食堂の書棚】


こんばんは、スギハラ食堂です。
ときたま、マジメな記事を
ニュー・ブログ・パラダイスさまに投稿させてもらっているんですが、
その時まとめたネタで、あらためて自分の言葉で
この本を紹介したくなったので再度自分が投稿した記事リメイク!リメイク!!
しかし、リメイクビフォーアフターの格差が酷すぎるだろう管理人。


今回のスギハラ食堂の書棚からの一冊は、
すでにこの記事
なぜわざわざスギハラ食堂がお味噌を手作りしてみようと思ったのか)で
ご紹介した、




【送料無料】体質と食物 [ 秋月辰一郎 ]


今、巷では空前の発酵食品ブームだと思うんですよ!
塩麹とか騒ぎすぎでしょ!
そんでもって、テレビ遅い!
クックパッドさんではもっと前から盛り上がっとったもんね!※確か…


まあ、たとえブームから始まったのであろうと、
本当にいいものを、ちゃんと知るきっかけとなれば、
それはそれで自分、ブームに多少なりとものれて、
運が良かったなぁと思います。


このご紹介する「【送料無料】体質と食物 [ 秋月辰一郎 ]」は、
初版1980年で、今だに版を重ねる隠れたベストセラー…というには
多少売れ数が少ないような気がしますが、少なくとも、

隠れた名著である! 

と個人的に主張したい一冊。


こちらの著者である秋月先生は昭和20年8月長崎でご自身も被爆、
ほぼ爆心地から2キロ足らずのところにあった秋月先生の病院で、
当時、被爆し、焼け出された人々を治療し続けたのだそうです。
その当時の体験、その後の経験則、そして医師としての科学的観点から、
日本の誇る発酵食品である味噌の健康効果について論じているのが
この本です。


今、「免疫力アップ!」といった健康法や発酵食品がブームになっているのは、
鳥インフルエンザの感染拡大や放射能問題といった健康に対する不安が、
かなしいことですが、日々増しているという面は否定できないと思います。

少しでもできることがあれば、やっておきたい。

こんな世の中ですから、そう考えても無理はありませんし、
健やかに毎日を過ごせるというのは、本当にしあわせなことだよ!
と管理人だとて、思います。


食育、マクロビ、ローフードetc.etc.
スギハラ食堂が挫折したもんばっかりですが(トホホ…)
こういった食からの健康へのアプローチに、
環境や食生活に不安のある現代だからこそ、注目されるのは
ある意味自然なことだよなあと、柄にもなく思ったりするのです。


わずか60ページで、今時400円しない薄い本です。
でも、中身は、濃い。
今の時代だからこそ、手にとってほしい名著です。


人間の体質は人それぞれで、抱えている問題も個々異なります。
全ての人に当てはまるとはいえないかもしれませんが、
もし、食を通じての健康、
発酵食品やマクロビオティックといったものに関心がある方に
当食堂が「まず1冊」とすすめるなら、迷わず


これ読めよォオオオオオオオオオオオ!!!


と、熱くうっとおしく押し付ける一冊です。


【送料無料】体質と食物 [ 秋月辰一郎 ]【楽天ブックス】




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2013.03.29

『「発酵食堂 豆種菌」の麹の料理/伏木暢顕』【スギハラ食堂の書棚(レシピ・料理本)】


こんばんは、スギハラ食堂です。
温度調整ができるため、発酵器としても使えるヨーグルトメーカー、
ヨーグルティアを購入したのが2月の最終週のどこか。
早くもひと月経ちました。


実は、その1年程前に、一番ブームが盛り上がっていた頃、
塩麹やらしょうゆ麹やら、果ては手作り味噌まで作るほど、
麹食品(主に調味料系)を仕込んでいた時がありました。


ただ、全部、
クックパッドに掲載されているレシピで作らせてもらっていたので、
手元に麹関係の本を持っておらず…。


ヨーグルティア購入後、ちゃんと紙媒体で読んでみたいなと
はじめて買ったのがこの本です。



CA3F07320001.jpg
【送料無料】「発酵食堂豆種菌」の麹の料理 [ 伏木暢顕 ]
ああッ! 画像が地味にブレている!(笑)




この本の著者である伏木さんの麹関係の本は他にも何冊かありますが、
印象としてはこの本が一番、麹についての話がわかりやすくて、
レシピも麹甘酒・塩麹・味噌と三種類の発酵調味料を基本にし、
他にぬか床なども紹介されていて、「塩麹」「甘酒」にかぎらず、
麹の発酵食品を広く紹介している印象。
レシピの方もとっつきやすそう・応用しやすそうなレシピがいろいろ載っています。
付け焼きや煮物なんかは素材をかえれば、いくらでも応用が効きそうな感じ。


また、酸っぱくなってしまった、
甘酒の活用レシピ(これは郷土料理1つだけ)も載っていて、
ヨーグルティア購入以前に試作したものの、温度管理に失敗して、
酸っぱくさせてしまった甘酒を消費ができそうで、
管理人的にはすごーくありがたかったです(笑)


本屋さんで何冊か手にとったなかでは、
まず麹のことが知りたい人が手に取るには、
文字量も多すぎず少なすぎずで良いかなと思いました。
少なくとも管理人には、最初の一冊がコレでよかったと。


この本に載っているレシピから応用を効かせようと思えば、
クックパッドで検索すると、いくらでもレシピ出てきますから、
本で麹の知識・注意事項を確認しつつ、
実際のレシピはクックパッドで…と使い分けています。


レシピはインターネット上で見つけることができるので、
本は一冊だけでいいかぁと思っていたのですが、
この本を買ってから、いろいろな麹の本がほしくなって困っています(笑)




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